中国浙江省の病院、急診200万突破、吉報?
目次
病院の電光掲示板に「喜报 我院们急诊服务人次突破200万」
安井のニュース元はこちら台湾の新聞。
簡単にいうと、中国浙江省の病院で、電光掲示板にこんな掲示がされたという話。
「吉報 わが病院の急診は200万突破」
浙江省といえば、昨年末日本でも各ニュースで「1日の感染者が100万を超えた」
の話題で報道されてた地域ですが、このニュースはあまりみかけなかったですよね。
単に安井が見落としていただけでしょうか?
それにしても、確かに病院の利益は患者の数に比例しますが、
その数を「吉報」として公開するのは日本では考えられませんね…
中国内でも批判殺到中
さすがに中国内でも批判が殺到してるようで、
「我院们急诊服务人次突破200万」でググると中国のサイトも多数ヒットします。
その多くは「批判的な投稿」なのがちょっと意外。
ゼロコロナ中だったら即抹消されたのではと思うけど、今は野放し状態なのかな。
対して病院側もすぐ「あれは医師や看護師をねぎらうもの」的な弁明をしてるようですが、
「吉報」という言葉を出してる時点で言い訳しようがないですね。
ちなみに問題の病院は中国浙江省の「台州市中心医院」、今現在公式サイトは繋がりません。
中国のファイアウォールに遮断されてるのか、批判殺到に伴うアクセス過多でダウンしてるのか。
教育の行き届いてない地方の農村の話ならまだ納得できるのですが、
浙江省といえば結構お金持ちも多い地域で、あのアリババ創業者の馬雲(ジャックマー)の
出身地でもあります(余談ですが、馬さん今東京にいるそうですね)。
そのような地域の「市の総合病院」がこんなふうなのかと思うと、ちょっと心配…。
でも考えようによっては、こういうおかしなことに対して
中国サイト内で批判的投稿が沢山見つかるようになったことは、前進でもありますね。
コロナの完全収束後に今の中国を見てみたい
今日は旅行とあまり関係ないネタですみません。
少し批判めいた記事になりましたが、なんだかんだ中国は面白い国だと思っています。
コロナの関係で暫くは控えた方がよいと思いますが、コロナが完全収束したら
どれだけ変わったのか?白紙運動で民主化が進んだのか?など、自分の目で見に行きたいです。