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旅行支援で佐賀_東よか干潟のシギ・チドリ

2023年12月3日国内,九州東よか干潟,有明海,シギ,チドリ,ひがさす,大授搦

9月、各地域の旅行支援が終了する中、佐賀県は11月まで継続。
佐賀は「都道府県魅力度ランキング」で最下位になったこともあり
バルーンフェスティバル以外なかなかピンとこない地域。

でもバードウォッチャーにとってはこの限りではないようで、有明海北部の
「東よか干潟」(東与賀干潟、大授搦)は、シギ・チドリの飛来数日本一を誇る
屈指の渡り鳥観察スポットらしい。安井は単なるトラベラー、鳥の知識もないけど、
この時期ならではの景色を求め「シギ・チドリを見る旅」に行ってきた。

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日程の選定(満潮が重要)

シギ・チドリの飛来数日本一といっても、相手は鳥なのでいつでもうまく見れるとは限らない。
調べたところ、満潮になると干潟が海水で埋まるため、海岸まで鳥が来るようで、
具体的には「潮高が5m以上の日で、満潮時間の前後約1~2時間が野鳥の観察に適する」とのこと。

ここで、ビジターセンター「ひがさす」が凄く便利な満潮表を公開していることを発見。 → 満潮表
ご覧の通り、探鳥に適した日には鳥のアイコンが付いているので、初心者の安井でも一目瞭然!
ひがさすのスタッフさん、どうもありがとうございます!

中部・東海地区から佐賀県への行き方

佐賀県は佐賀空港という国際空港もあるが、ここは国内では羽田便しかない。
そこで、中部・東海地区から行くには福岡か長崎まで飛んで、後は陸路で行くしかない。

福岡と長崎では、圧倒的に便が多い福岡を選ぶ方が賢明。

問題はそこから先だが、福岡空港でレンタカー借りるとまず高速道路を使うことになるので、
一人旅ではコスパが悪い。そこで、今回は福岡空港~佐賀まで高速バスを使い、
佐賀駅でレンタカーを借りることにした。

福岡空港~佐賀の高速バスは安くて快適

福岡空港~佐賀駅の高速バスは西鉄が運航している。詳しくはこちら

ご覧の通り、往復乗車券なら2500円。車ではガソリン代と高速代だけでこれを超えるはず。

ちなみに、よく見ると実は「スマホ2枚回数券」なるものもあり、更に安く2400円!

バスの欠点は1~2時間に一本しかない点だが、福岡空港の高速バス乗り場近くには
「ラウンジTIME/ノース」があるので、出発までここでくつろげば苦になりません。

ちなみにこのラウンジでは、一般的なソフトドリンクバー以外に缶ビールもあり、
受付でどちらかを選択する形となります。

佐賀市のホテルは意外に高い。お勧めは?

佐賀というと田舎なイメージですが(ごめんなさい!)、駅付近のホテルは意外に高く、
経済的で快適そうなのはapaぐらいな気がします(2店舗あります)。


ご存じアパホテル。「駅前中央」店より、「南口」店の方が若干安いみたい。


そこで今回は少し駅から離れますが、医大前グリーンホテルを選びました。


多少のことに目をつぶれば、悪くないホテルですよ♪

このホテルはその名の通り医大前にあるホテルで、旅行サイトによっては
あまり評価が高くなかったりしますが、その一番の理由は駐車場だと思います。

車がないと行きづらい場所にも拘らず、ホテルそばの駐車場は数台しか置けず、また
体の不自由な方が優先(これは当然ですが)。安井も今回、結構早い時間に着いたのに
既に満車、徒歩5分程度離れた駐車場に停めることを余儀なくされました。

とはいえ、バジェットトラベラーならこの程度の距離は我慢すべき。
建物内も少しガサツな感じはあれど、部屋は清潔でシャワートイレも付いてました。
またプラス数百円で、(簡素ではありますが)朝食も付けれました。

そして今回の目玉「東よか干潟」まで下記の通り車で30分弱。悪くない選択だと思います。

これ以外に、隣町になりますが「HOTEL R9 The Yard 江北」もお勧め。
これは最近続々と店舗を増やしているコンテナ型のホテル。
ここにも1泊しましたが、室内は普通の部屋、特に騒音なども気になりませんでした。


コンテナに泊まってるという感じは全くなく、お勧めなホテルです。

隣町とはいえ、東よか干潟までの距離は下記の通り医大前グリーンホテルと大差なく、
時間帯によってはこちらの方が所要時間も短かったりします。

東よか干潟は探鳥初心者でも楽しめる素晴らしいスポット

今回の東よか干潟、付近に「ひがさす」という干潟ビジターセンターがあるので、
まずはここを目指すことになります。

この手のビジターセンターってどこも大抵すごく綺麗、このひがさすも御多分に洩れず
とても清潔感溢れる空間でした。運営してくださってる方に感謝!です。

さて、肝心な干潟の野鳥の様子ですが、これはもう「凄い!」の一言。

シギ・チドリ類と言われる鳥たちを、この通り至近距離で観察できるんです!

カメラの腕は全く初心者の安井でもこれだけ撮れるわけですから、
いかに東よか干潟の条件が素晴らしいか、ということですね。

ちなみに中部・東海地区にも「藤前干潟」というシギ・チドリで有名な干潟がありますが、
ここまで至近距離で見ることはできませんでした。

折角なので動画も公開します、よろしければどうぞ~。

小さくて可愛いシギ・チドリ達で野鳥にはまる人も多いとか。
群れになって飛ぶ姿はキラキラ輝いていてダイヤモンドのようでした。
砂浜に降りてきて餌を探してる様子。ここまで至近距離で大量のシギ・チドリに接することができるんです!

10月はシチメンソウの紅葉が素敵らしい

初めての東よか干潟、思いのほか感動でした。

今回は9月でしたが、10月になると更に沿岸の「シチメンソウ」が紅葉するらしく、
シチメンソウをバックにシギチドリを撮影した写真を雑誌で見たことがありますが
更に素晴らしい光景でした。機会あれば、次回は是非10月に再訪したいです。

佐賀県、なかなか侮れない! 次回はその第二弾、日本一素敵な図書館を紹介します。