UAマイルで予約したANA特典航空券の欠航対応
沖縄に行く際、ANAマイルのレート改悪直後(&UAマイルの改悪前)だったので
United Airlinesのマイルで往路便を予約。その欠航対応が少々危なかったのでシェア。
目次
United AirlineのマイルでANA国内線の特典航空券
旅好きの間では知られていますが、ANAやJALの国内線に乗る場合、状況によっては
United AirlinesやBritish Airways等のマイル(Avios)で予約する方が
有利になることがあります。
敢えて「ことがある」と書いたのは、外資系の航空会社は突然規約が変わることが
結構あるから。安井も以前からコツコツUAマイル貯めていたものの、
なんだかんだANA便はANAマイル使う方が楽(まあ当然ですよね)ということで、
今まで使う機会がありませんでした。
ですが2024年10月、ANAマイルのレートが改悪され、以後暫くの間
United AirlinesでANA国内線をとる方が断然有利な時期があり、
ちょうどこの時期に那覇に行く用事があったので、
安井も遂にUAマイルでANA国内線を取得!したのですが、よりによって
搭乗日の5日位前になって台風接近で欠航可能性がある旨が通知!
正直、この時期に台風が来るとは全く予想してませんでした….
これでも本家のANAでとっていれば多分心配は無用。実際安井は以前、
釧路から帰るJAL便が雪で欠航になったことがあったけど、
JAL/ANAの連携プレーが抜群で、かつ航空機遅延保険で豪華食事までできて、
それはなかなか良い思い出でしたからね(笑)。
→「雪の欠航。JAL/ANAの連携は?航空機遅延保険は?」
ですが今回は、ANA国内線をUAマイルでとる、という少し特殊なことをしていたので、
本当に欠航になった場合の対応について早速確認を開始しました。
キャンセル、変更は発券した航空会社を通す必要あり
ANA国内線にUAマイルで乗ったり、JAL国内線にBA(British Airways)マイルで乗る場合、
それぞれANA/JALの「国際線」という扱いになります。
しかも、実際乗るのはANAやJALでも、航空券はあくまでUAやBAが発券するので、
キャンセルや変更等もそれぞれUAやBAを通す必要があります。
したがって今回安井は、United Airlinesに電話で確認しました。
外資系といえどちゃんと東京にOFFICEはあるので対応は日本語で大丈夫です。
ですが、これがなかなか曲者でした。
まず事情を伝えて対応方法を確認すると、
「欠航の場合はキャンセル可能ですし、ANA側が許可すれば
別便に変更できる場合もある。いずれにしても、欠航が確定した時点で再度電話を」とのこと。
ネットでも手続き可能か聞くと、ネットでできるのはキャンセルだけで、
欠航時の振替などの特殊対応は欠航確定後に東京OFFICEに電話するしかないようです。
安井はどうしても行く必要があったのでキャンセルという選択はなく、
最悪でも翌日に振り替える必要がありました。
本家ANAで予約していれば、欠航時の振替もすべてネットで完結できそうですが、
United Airlinesで予約してしまったがために、このような状況に陥りました。
当日搭乗する便は平日の夜便で、欠航確定は当日の昼になりそうだったので、
欠航確定後に電話となると仕事の昼休み電話するしかない。しかもそんなときは
他にも昼休みに電話する乗客は沢山いるだろうからすぐ繋がる保障もないし、
ユナイテッド航空のサービスデスクはフリーダイヤルないので通話料もばかにならない。
そして何より困るのが、そもそも「欠航時に振り替えできるのかできないのか」自体が
United Airlinesでは実際に欠航するまで何とも言えないようなのです。
当日の昼になって欠航確定、かつ振替も無理、という話になったら、
渡航先のホテルのキャンセル料もばかりにならないわけで、なんとももどかしい状況。
そのあたりの事情も話して「どうするのが最善か」と相談しても、しまいに
「そもそもまだ欠航確定してないので、欠航してから電話して」と言われてしまいました。
United Airlineのサービスレベルは外資系レベル
今回の電話で感じたのですが、上記のやり取りをしている中で、
とにかくスタッフの方の対応がANAやJALのそれとは大きく異なりました。
率直に言うと「サービス精神」がなく、一貫して「決めるのはANAだから我々は知らない。
そもそもまだ欠航確定してないんだから、欠航してから電話しろ」という口調でした。
確かに実際に権限を持つのはANAでも、この手の対応はよくあるはずなので
ある程度経験則でアドバイスなど頂けてもよさそうなものですが…。
このあたりが「カスタマーファースト」の日本とは違うのでしょうね。
お得にはリスクがつきもの
今回は幸い台風が少しそれて予定通り飛ぶことができたのですが、
本当に欠航になっていた場合にどういう展開になったのでしょう?
LCCについては「欠航などの際にリスクがある」ことは至極有名な話ですが、
「United AirlinesやBritish Airways等のマイル(Avios)で国内線に乗る」のは
一部の旅行好きの間では有名でもそこまで一般的ではないので、
あまり「欠航などの際にどうなるか」という話が世間に溢れてはいませんよね。
ググると、UAマイルで予約した国内線が実際に欠航になった際の体験談は幾つか見つかり、
そこには意外とスムーズに対応してくれたと書かれてはいましたが、
安井の電話対応してくれたスタッフの感じでは、あまりそういう期待できそうにない感じでした。
単純にスタッフの問題かもしれませんが。
まあ何事も「お得にはリスクがつきもの」ということですね。改めて学習致しました!