新型コロナ、日本の緊急事態宣言、武漢の封鎖解除、南京の封じ込め
日本は4月7日緊急事態宣言を発令、明日は愛知でも独自の宣言が出る予定。
そんな中、当初コロナが最も深刻だった武漢は4月8日に封鎖を解除。
いつの間にか完全に立場が逆になってしまった感じですね。
社会問題は専門家に譲るとして、今日は安井的に興味ある映像など纏めました。
目次
コロナでも中国(武漢)を嫌いにならない
ここ数年は中国人の反日感情も弱まってきたうえ、急激なIT発展などで
中国を見直す日本人も増えてきたところなのに、今回の新型コロナを受けて
また中国嫌いな日本人が増えないか、安井は心配しています。
確かにここまでコロナが広まったのは、最初武漢で発見されてから
中国政府がすぐに公開しなかったことも原因の一つでしょうし、
先日の武漢の封鎖解除も「こんなお祭りムードでよいのか?また感染が
盛り返さないか?」など不安要素も多いです。
しかしそれらの話はいったんさておき、まずは武漢で暮らす日本人に関する
興味深いビデオを一つご紹介します。武漢市でカレー屋を営む日本人のお話。
このビデオは中国在住のドキュメンタリー映画監督「竹内亮」さん監督の
「我住在这里的理由(私がここに住む理由)」というネット番組。
TV東京の「youは何しに日本へ」の中国版みたいな感じでしょうか。
中国向け番組ではありますが、監督(インタビュアー)と、この76話で登場する
嶋田孝治さんの会話は日本語ですから、大体わかると思います。詳しい内容は、
竹内亮さんが別途日本語で解説作ってくださってるので、こちらをご覧ください。
なんともほっこりするお話ですが、さてこの舞台は「武漢」なのです。
となると、果たして今回のコロナ騒動でどうされたか気になりますよね。
結論としては、帰国せず今もなお武漢にいらっしゃるそうで、それについて
別途「【我住特别篇】」としてインタビュー動画が制作されてました。
情下住在武汉的日本老人,为何拒绝跟日本政府的包机回国?
(コロナの武漢に住む日本の老人、なぜ日本に帰られない?)
「つらい時も楽しい時も武漢の人たちと一緒に過ごしたい」とのこと。
あれだけの惨事のはずなのにこのような言葉が出るというのは、
やはり「それだけ惹きつけるものがある」ということですね。
連日暗いニュースばかりで気が沈みますが、この動画を見て少し安心しました。
実は安井はまだ武漢は行ったことありません。新型コロナが収束したら
是非武漢にも行ってみたいと思いました。
新型コロナの凄い対応は南京だけではない
こちらは先日各TV局のニュースでも一部映像が放映されたので
ご存じの方も多いと思います、「南京の新型コロナ封じ込め」に関するビデオ。
実はこれも、先の「竹内亮」さんが制作したものなんですね。
このビデオ、南京市で表彰されて、南京市の公文書館に永久保存されるそうで。
南京といえば、南京大虐殺もあり日本に対しよいイメージ持ってる都市では
ないと思いますが、そのような都市で日本人監督が表彰されるのも凄いですね。
さておき、TVのニュースでは一部しか放映されなかったこの動画、こうして改めて
全部見ると、誰しも「日本より遥かにすごいじゃないか!」と驚くと思います。
この映像は南京在住の竹内亮さんが作ったので南京の様子なわけですが、
(日本に住む)中国人に聞いたところ、このような状況は
南京だけの特別な話ではなく、ほかの都市でも全く同様とのことでした。
そう考えると、本当に日本の対応は緩すぎだと言わざるを得ませんね。
日本では個人の権利がとても尊重されるのでここまで制限することは難しいし、
日本では50代以降の中高年層のスマホ普及率が低いので、
個人の体温や行動履歴などの一元的管理が理論的に難しい面もあります。
ただ、エレベータ内に除菌タオルを設置するとか、
「会食は危険」と分かってる以上この映像のようにそれをできない環境にするとか、
ヒントにできる点も多いと思います。
実際先日も、会食してクラスターを引き起こした研修医のニュースもありましたし…
日本の緊急事態宣言、親日国の台湾でも酷評
さて、日本の緊急事態宣言が「遅すぎる」「強制力がない」など各国から批評されて
ますが、あの親日国の台湾でも酷評されてました。
安倍宣布日本七都府縣進入緊急狀態 全城淨空「東京脫出」成熱門字!
(阿部首相の緊急事態宣言で「東京脱出」が一躍人気ワードに!)
緊急事態宣言を受け、東京や大阪のお金持ちが「沖縄」「軽井沢」「鳥取」
などに避難して地方の感染リスクが心配される様子について、
出演者達が皆が呆れています。
台湾人ってとても穏やかな印象ですが、意外とこういうニュース番組では
凄く単刀直入にエキサイトするんですよね。
今日は新型コロナに絡めて中国/台湾の気になる記事、映像をシェアしました。
安井は学者でもなんでもなく、これを受けて「我々はどうすべき」とか
偉そうなこと言える身分ではありませんし、したいとも思いません。
早くコロナ収束して、またいろんなところを旅したい、安井の望みはそれだけ。