東山動植物園の紅葉と野鳥(後編)
名古屋市の「東山動植物園」。
ジャガーやツシマヤマネコの赤ちゃん「したる」の動物園エリアはやや子供向け、
桜と紅葉の名所でもある植物園エリアは大人向け。
紅葉真っ盛りの東山植物園を一周しながらレポ。その後編です。
目次
周遊経路
奥池→合掌造りの家→椿園→古窯→星ヶ丘広場→ビオトープ→展望休憩所→ガーデンテラス東山。
前回は星ヶ丘広場まで紹介しましたので、今回はビオトープからです。
ビオトープ付近は野鳥(カラ類やカワラヒラ)も多数
野鳥の声が至る所で聞こえる東山植物園は「残したい日本の音風景100選」に選ばれてるらしい。
背の高い木が茂ってるので、見れる鳥はさほど多くない(ヒヨドリとカラスばかり)印象ですが、
ビオトープ付近はカラ類や、木の実を集団で召し上がるカワラヒラなどに会えることがあります。
カワラヒラは比較的撮りやすかったので動画も撮りました、よろしければどうぞ。
ちなみに下記は春の撮影ですが、カワラヒワの声が響き渡ってます。カワラヒワって声が綺麗ですね。
さて、ここから展望休憩所まで少し急坂。といっても勿論登山のような急坂じゃないですよ。
ちなみに東山植物園はこのように、各道に「車いすで通れるか否か」が掲示されてます。
園内はシャワートイレも多いですし、何かとバリアフリー化が進んでいて素晴らしい。
下記は冬の撮影ですが、この坂でルリビタキさんに会いました。と偉そうなこと書いてますが、
実は最初安井は何もわかってなくて、この子「ジョウビタキ」だと思ってたんです。
鳥ってメスは地味な子が多く、種類が違っても区別しにくい場合が多いので、
初心者の安井はよく誤った名前で動画をアップしてしまい、恥ずかしい思いをします(^^;)。
展望休憩所
中央に見えるのが展望休憩所、その右側はトイレです。
皆さんたいていこの辺で一服されます。
机もあるので、お弁当など持参して景色見ながら食べると楽しいですね。
またWiFiも使えるので、ここでリモートワークするのもよいかも?
ちなみに展望台からの眺めは、今はイマイチ。ここの売りである桜は咲いてませんし、
お花畑は2024年春まで整備中なので仕方ないですね。
この展望休憩所も園内バス停があります。足の不自由な方でもここまで来れるわけですね。
展望休憩所付近は春以降が楽しみ
今のでこそ殺風景ですが、展望休憩所付近は「桜の回廊」、春になると華やかな場所になります。
さらに今整備中の花畑も2024年春にオープンするようですので、また来てみたいですね!
展望休憩所から下りるルートは4本
さて、この先展望休憩所から下りるルートは、展望休憩所に近い順に下記4本あります。
- 「万葉の散歩道」を通って下りる森林浴ルート
- 車椅子も通行可能なベーシックなルート
- 「つつじが丘」の急な階段を下りる健脚ルート
- 「植物園東駐車場」方面の外周に沿って下りる、桜の時期以外は味気ないルート
もっとも楽なのは2番で、ここは車椅子も通れます。大半の人はここを使います。
1番と3番は途中階段あり、特に3番は結構しんどくてスキー場でいえば中上級コース、
勿論スキーとは違いテクニックがないと下りれないようなことはありませんが…
4番は2番に次いで楽かもしれませんが、桜の時期以外は面白みのないコースかも。
展望休憩所から下りる途中、エナガに遭遇
というわけで、今回は最もポピュラーな2番のコースで下りました。
この坂の途中、またカラ類の声が聞こえてきて、耳をすますとその中に「ジュルル」の声。
これは今人気沸騰中の「シマエナガ」の本家である「エナガ」の鳴き声。
背の高い木が沢山茂ってるのでなかなか大変なのですが、
目を凝らすと木の上の方に小さい鳥が何羽か見える。そのどれかがエナガのはずですが、
肉眼では区別できず、カメラの望遠を最大にして適当に撮ってみました。
結果、一枚に無事エナガちゃんが写ってました!好きなんですよね~、この子。
園内ではほかの場所でも時々エナガを見かけるけど、いつも高いところや繁みの中にいて
なかなか上手く撮れません。エナガ目当てなら、他の場所の方がよさそうです。
安井的には、刈谷の洲原公園が比較的エナガを上手く撮りやすい気がします。
って、いつの間にか鳥の話になってますが、そもそもここ「植物園」であって「野鳥園」ではないですね。
そうそう、最近このブログ妙に野鳥の話が増えてきましたが、そのきっかけはシマエナガ。
なんとしてもシマエナガを撮りたい!でも安井は野鳥もカメラもずぶの素人。
であればまず野鳥撮影を練習せねば!と、野鳥撮影を始めたら、これが結構面白くて。
ちなみにそのシマエナガ、昨年末に見てきましたのでよろしければどうぞ! → シマエナガ
東山植物園はスポーツクラブより健康に良い?と思う。
さて、無事ガーデンテラス東山まで戻ってきましたよ。
今回の歩数計を見てみると、8000歩超えでした。
冒頭にも書きましたが今回通ったのは植物園内の半分程度。全道歩けば軽く1万歩超えます。
運動にもなるし、綺麗な自然と野鳥も満喫できる、まさに「心身ともに健康」になれます。
健康維持のためにスポーツクラブに通う方いますが、
安井は月1万もの会費を払い、コロナも心配しながらスポーツクラブ行くより、
東山動植物園で年間パスポート(2000円)買う方が遥かによい気がします。
って、なんだか東山動植物園の広報係になってしましました(笑)。
おまけ1:ツシマヤマネコしたる
植物園エリアと動物園エリアの中間付近にツシマヤマネコがいるエリアがあるので、
帰り際にツシマヤマネコのしたるちゃん見てきました
でも奥の方でお休み中で、顔はよく見えず。それでいて凄い人気で、
お客さんひっきりなし。安井はそそくさと退散しました。次回また来よっと。
おまけ2:早朝開園あれば探鳥家や高齢者に一層魅力的
今回そこそこ野鳥に会えましたが、「残したい日本の音風景100選」に選ばれてる割には
冬を除いて安井のような一般人が目にできる鳥はさほど多くなく(ヒヨドリとカラスが大半)、
野鳥目当てなら勅使池や洲原池に行った方がいい。
思ったより鳥に出会えない理由は下記辺りではないかと勝手に考えています。
- 背の高い木が多く茂っている。
- カラスが多い。特に(ツシマヤマネコのいる)植物園・動物園の中間付近はカラスの生る木が多数。
- 開園する時間には野鳥は森の奥に戻ってしまっている。
初心者の推測なのでズレているかもですが、3番については
健康維持のために毎日のように来園されている高齢者もいらっしゃることを考慮して、
「早朝開園」など実施していただけると面白い気がします。
そうなるとスタッフの方はもっと早くスタンバイしないといけないので大変とは思いますが、
週末だけでもいいので、是非ご検討のほどお願いします! > 東山植物園のスタッフ様
ではでは、今回はこの辺で。