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千歳空港近くの千歳川、鮭の遡上とインディアン水車

2023年12月17日北海道,国内千歳水族館,鮭の遡上,インディアン水車,サーモンパーク千歳

鮭が産卵のために、川の流れに逆らい海から生まれた川に戻る「鮭の遡上(そじょう)」。
「チコちゃんに叱られる」によると、鮭の高性能な磁気センサーと嗅覚があってこそ
なせる業らしい。秋の北海道ではこの「鮭の遡上」を見られる川が多数あるけど、
最も手軽に見れるのは千歳空港近くの千歳川。特に千歳水族館では千歳川の川底を
のぞけるため、この遡上の様子をはっきり確認できます。
ウトナイ湖でのシマエナガ観察と合わせて旅程を組むのもお勧め。

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鮭の遡上を見れる川:豊平川、琴似発寒川、千歳川など

北海道には鮭の遡上を見れる場所は多数あり、札幌市内でも豊平川や琴似発寒川などで見れます。

安井が始めて見たのは、このうち琴似発寒川。

琴似発寒川。札幌市の中では鮭の遡上が見やすいスポットらしい。

「この川は小さいため鮭の姿を見つけやすく遡上を観察しやすい」と
札幌市の「豊平川 さけ科学館」で説明されていたので、行ってみました。

ただ、確かに見れますが、迫力ある情景かというと、少し微妙。
恐らく映像を掲載しても「ふーん」という声しか聞こえてこなそうなので掲載は控えます。

ネットで調べたところ、白老ウヨロ川ではJTBが「日本の絶景 JTB 感動の瞬間」という企画で
ツアー組んでるらしいので、恐らくここはもっと凄いはず。でもツアーにお金使いたくないし、
かといってここアクセスがあまりよくないようで、駐車してから現場まで結構ワイルドな所を
歩かないといけない。特に近年は単独行動だとクマのことも心配です。

でもっと手軽に見れる場所はないかと調べたところ、なんのことはない、
新千歳空港から手軽に行ける千歳川で見れることが発覚!

しかも「千歳駅」から徒歩10分の「道の駅 サーモンパーク千歳」に隣接する千歳水族館では、
この様子を川底から見れるし、近くの橋では遡上した鮭を捕獲する「インディアン水車」
という施設も見学できるのです!

千歳川の川底を観察できる千歳水族館。

千歳水族館、千歳空港から2駅の千歳駅から徒歩10分

千歳水族館は、千歳駅から徒歩10分の道の駅「サーモンパーク千歳」に隣接しています。

千歳駅は新千歳空港から2駅ですから、アクセスは超簡単!

北海道旅行の最終日に千歳駅付近で1泊するなら序に寄ってもいいし、
ウトナイ湖散策とセットにして旅程として組み込むのもありです。

千歳川(橋の上)から鮭の遡上を観察

千歳水族館の裏に千歳川にかかる橋があります。この橋は鮭の遡上の様子を見れるだけでなく、
その遡上した鮭を捕獲する「インディアン水車」も見れるため、「インディアン水車橋」という
名称がついてるようです。

千歳水族館裏の橋は「インディアン水車」が見れるため「インディアン水車橋」の名がついてるもよう

まずはここから川の様子を観察した動画です。光の反射もあり少し見難いですが、
鮭が川の流れに逆らって必死に泳いでる様子はわかると思います。

橋の上から観察したら、次は「千歳水族館」に入りましょう。
この水族館は、先ほど見た様子をなんと川底から見れるんです!

千歳水族館で、千歳川の川底から鮭の遡上を観察

こちらが、千歳水族館の目玉とも言える、千歳川の川底を見た様子。
鮭の遡上の様子が超鮮明に確認できます。
こんなもの、そこら辺の水族館じゃ見られません、素晴らしい施設ですよね!

千歳川(橋の上)からインディアン水車を観察

さて、ここのもう一つの目玉は、遡上した鮭を捕獲する「インディアン水車」。

水車は鮭の捕獲時期だけ設置されるようで、設置は例年7月中旬、
捕獲時期は8月下旬~12月中旬頃とのことです。

百聞は一見に如かず、こちらも映像をご覧ください。

まずは捕獲作業前の様子。

捕獲作業開始前の様子

次がいよいよ捕獲作業。
捕獲されたサケを作業員がアイスホッケーのごとくさばいていてなんとも面白い。
手前の溝と後ろの溝へ振り分けてますが、どのような基準で振り分けるのでしょうね?

捕獲されたサケを作業員がアイスホッケーのごとくさばいています。


そして、捕獲した鮭をトラックに運ぶ様子。

捕獲されたサケがベルトコンベアで運搬車に運ばれて行きます。