千歳空港近くの千歳川、鮭の遡上とインディアン水車
鮭が産卵のために、川の流れに逆らい海から生まれた川に戻る「鮭の遡上(そじょう)」。
「チコちゃんに叱られる」によると、鮭の高性能な磁気センサーと嗅覚があってこそ
なせる業らしい。秋の北海道ではこの「鮭の遡上」を見られる川が多数あるけど、
最も手軽に見れるのは千歳空港近くの千歳川。特に千歳水族館では千歳川の川底を
のぞけるため、この遡上の様子をはっきり確認できます。
ウトナイ湖でのシマエナガ観察と合わせて旅程を組むのもお勧め。
目次
鮭の遡上を見れる川:豊平川、琴似発寒川、千歳川など
北海道には鮭の遡上を見れる場所は多数あり、札幌市内でも豊平川や琴似発寒川などで見れます。
安井が始めて見たのは、このうち琴似発寒川。
![](https://yasuitabi.xyz/wp-content/uploads/2023/12/202311Hassamugawa-300x225.jpg)
「この川は小さいため鮭の姿を見つけやすく遡上を観察しやすい」と
札幌市の「豊平川 さけ科学館」で説明されていたので、行ってみました。
ただ、確かに見れますが、迫力ある情景かというと、少し微妙。
恐らく映像を掲載しても「ふーん」という声しか聞こえてこなそうなので掲載は控えます。
ネットで調べたところ、白老ウヨロ川ではJTBが「日本の絶景 JTB 感動の瞬間」という企画で
ツアー組んでるらしいので、恐らくここはもっと凄いはず。でもツアーにお金使いたくないし、
かといってここアクセスがあまりよくないようで、駐車してから現場まで結構ワイルドな所を
歩かないといけない。特に近年は単独行動だとクマのことも心配です。
でもっと手軽に見れる場所はないかと調べたところ、なんのことはない、
新千歳空港から手軽に行ける千歳川で見れることが発覚!
しかも「千歳駅」から徒歩10分の「道の駅 サーモンパーク千歳」に隣接する千歳水族館では、
この様子を川底から見れるし、近くの橋では遡上した鮭を捕獲する「インディアン水車」
という施設も見学できるのです!
![](https://yasuitabi.xyz/wp-content/uploads/2023/12/20231chitose-salmonAquarium-300x225.jpg)
千歳水族館、千歳空港から2駅の千歳駅から徒歩10分
千歳水族館は、千歳駅から徒歩10分の道の駅「サーモンパーク千歳」に隣接しています。
千歳駅は新千歳空港から2駅ですから、アクセスは超簡単!
北海道旅行の最終日に千歳駅付近で1泊するなら序に寄ってもいいし、
ウトナイ湖散策とセットにして旅程として組み込むのもありです。
千歳川(橋の上)から鮭の遡上を観察
千歳水族館の裏に千歳川にかかる橋があります。この橋は鮭の遡上の様子を見れるだけでなく、
その遡上した鮭を捕獲する「インディアン水車」も見れるため、「インディアン水車橋」という
名称がついてるようです。
![](https://yasuitabi.xyz/wp-content/uploads/2023/12/20231chitose-salmon-ChitoseRiver-300x225.jpg)
まずはここから川の様子を観察した動画です。光の反射もあり少し見難いですが、
鮭が川の流れに逆らって必死に泳いでる様子はわかると思います。
橋の上から観察したら、次は「千歳水族館」に入りましょう。
この水族館は、先ほど見た様子をなんと川底から見れるんです!
千歳水族館で、千歳川の川底から鮭の遡上を観察
こちらが、千歳水族館の目玉とも言える、千歳川の川底を見た様子。
鮭の遡上の様子が超鮮明に確認できます。
こんなもの、そこら辺の水族館じゃ見られません、素晴らしい施設ですよね!
千歳川(橋の上)からインディアン水車を観察
さて、ここのもう一つの目玉は、遡上した鮭を捕獲する「インディアン水車」。
水車は鮭の捕獲時期だけ設置されるようで、設置は例年7月中旬、
捕獲時期は8月下旬~12月中旬頃とのことです。
百聞は一見に如かず、こちらも映像をご覧ください。
まずは捕獲作業前の様子。
次がいよいよ捕獲作業。
捕獲されたサケを作業員がアイスホッケーのごとくさばいていてなんとも面白い。
手前の溝と後ろの溝へ振り分けてますが、どのような基準で振り分けるのでしょうね?
そして、捕獲した鮭をトラックに運ぶ様子。