SIMカードとは?海外旅行者に人気のSIMフリーとは?
今までの記事で当たり前のように「SIMカード」の話をしてきたけど、
「それ何?」という方も多いようなので、あらためてSIMカードのお話。
目次
SIMカードとは
2000年位までによく使われていた携帯(ドコモではMOVA)では、
携帯電話本体に携帯電話番号/メールアドレスなどの情報が書き込まれていました。
2000年以降(ドコモでいうとFOMAになってから)は、
下の写真のような「SIMカード」というものに書き込まれるようになり、
(技術的には)「どの携帯電話を使っても同じ携帯電話番号/メールアドレスを
利用できる」ようになりました("技術的には"と補足した理由は次で)。
SIMカードは通常背面の電池の奥などに挿入されてます。
SIMロック、SIMフリーとは
SIMカードの登場によって自由に携帯電話を選べるようになったはずですが、
実は日本では各キャリア(通信会社)が
「自社のSIMカードしか通信させない」仕組みを導入してきたため、
そうはいきませんでした。この仕組みを「SIMロック」といいます。
このため、当時一般の日本人はSIMカードの存在すら知らなかったと思います。
ただし海外では自由にSIMカードを差し替えられる(これを「SIMフリー」という)
が多かったため、海外旅行によく行く人はその魅力に惹かれて
海外製の携帯電話を買ったり、特別なお店でSIMロックを解除してもらってました。
ちなみに安井は前者、当時台湾からPDA(スマホの前身)を輸入しました。
当時はグローバル化が進んでおらず海外のPDAでは日本語が打てなかったので、
特殊なソフトを使って日本語を打てるようにしてました。
あれはあれで結構面白かったわけですが。
SIMフリースマホの誕生と、SIMフリーの普及
スマホが出た頃から「SIMフリー」の需要が徐々に高まってきて、
ドコモなどもお金を払えばSIMロックを解除してくれるようになってきました。
同時に、最初からSIMロックが解除された「SIMフリースマホ」も出てきました。
その後、2018年に政府がモバイル市場の競争を促進すべく
「キャリアが中古端末のSIMロック解除に応じることを義務化」したことで
急速に「SIMフリー」は一般人にも知られるようになってきたと思います。
ドコモも2019年になってから制限緩和して、中古端末のSIMロック解除や、
機種によっては無償でSIMロック解除してくれるようになってきました。
SIMフリー端末はなぜ海外旅行で人気?
SIMフリー端末が特に我々旅行者にとって有益なのは「海外旅行」。
ドコモなどで「海外オプション」付けると1日当たり千円とかとられるなか、
現地でSIMカードを買うと同じ値段で一週間とか使えたりするので。
通話なしSIMでも、SMARTalk/Lala CallなどのIP電話アプリでの通話は可能。
但し中国はネット規制のためか途切れることが多いですし、
トラブル時も通話付きSIMの方が原因を切り分けやすいので、
可能なら通話付きSIMをお勧めします。
ではでは、今回はこの辺で。